小説家 東野圭吾
私は読書が好きで、いろいろな本を読みます。久しぶりにミステリー小説が読みたくなり、
東野圭吾さんの本を購入しました。
東野圭吾さんといえば、テレビドラマにもなったガリレオなど、
たくさんの作品を出版されているミステリー作家。
経歴は、1958年大阪生まれで、大阪府立大学電気工学科卒。
エンジニアとして勤務しながら、1985年「 放課後 」 で、
第31回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。
その後、なかなかヒットに恵まれずにいましたが、1999年 「 秘密 」 で、
第52回日本推理作家協会賞を受賞。
2006年 「 容疑者Xの献身 」 で、第134回直木賞、
第6回本格ミステリ大賞を受賞など、数々の賞を受賞されています。
本は、ジャンルであったり、作家さんであったり、作風であったりと、
人によって好みがバラバラです。
あくまで、個人的なものではありますが、過去に読んだ東野作品を、
いくつか紹介したいと思います。
東野圭吾さんの作品は、テレビドラマや映画化されているものも多いので、
通勤の暇潰しにでも、ちょっと読んでみると面白いかも知れませんよ。
東野圭吾の作品
容疑者Xの献身
花岡靖子は、娘・美里とアパートで二人で暮らしていた。そのアパートへ靖子の元夫、富樫慎二が彼女の居所を突き止め、訪ねてきた。
どこに引っ越しても、疫病神のように現れ、暴力を振るう富樫を、
靖子と美里は大喧嘩の末、殺してしまう。
今後の成り行きを想像し、呆然とする母子に救いの手を差し伸べたのは、
隣人の天才数学者・石神だった。
彼は自らの論理的思考によって、二人に指示を出す。
感想
テレビドラマのガリレオから、映画化された作品としてご存知の方も多いのでは。
天才物理学者 湯川を福山雅治さんが演じていましたね。
物理のトリックは、活字で見るとやや難しさを感じることもありますが、
ストーリーがしっかりしているので、
映画を見た方も、見ていない方も楽しめると思います。
天空の蜂
あらすじ
錦重工業小牧工場試験飛行場の第三格納庫から、軍用の巨大ヘリコプター 「 ビッグB 」 が 「 天空の蜂 」 を名乗るテロリストに
遠隔操作され奪取された。
「 ビッグB 」 は大量の爆薬物を満載したまま、テロリストによって、
福井県の高速増殖炉 「 新陽 」 の上空へ。
日本政府へ届いた脅迫状は、現在稼動中や建設中の原発の発電タービンを
全て破壊せよ、さもなくば巨大ヘリを「新陽」に墜落させる、
という驚くべきものであった。
感想
東北の震災後、原発の安全性が問われていますが、なんとこの作品は、1995年に書かれています。
昨年、江口洋介さん主演で映画化され大ヒットしました。
テーマが今にふさわしい内容で、読んでいて、いろいろ考えさせられます。
墜落させるまでのタイムリミットに、ページをめくる手も加速していくかも。
手紙
あらすじ
弟の大学進学のための金欲しさに、空き巣に入った武島剛志は、思いがけず強盗殺人まで犯してしまう。
突然独りぼっちになり、途方に暮れる高校生の武島直貴だったが、
謝罪するつもりで訪れた被害者の家の前で、
遺族の姿を見かけただけで逃げ出してしまう。
高校の卒業式の2日前の直貴の元に、獄中の兄から初めての手紙が届く。
それから月に一度、手紙が届くことになる。
獄中の兄の平穏な日々とは裏腹に、進学、就職、音楽、恋愛、結婚と、
直貴が幸せをつかもうとするたびに、
彼の前には 「 強盗殺人犯の弟 」 というレッテルが立ちはだかる。
感想
2006年に山田孝之さん主演で映画化もされた作品。犯罪加害者の親族に視点を置き、「 手紙 」 を通して、
ストーリーが進んでいきます。
バカだけど優しい兄と、そんな兄が大好きゆえに苦悩する弟との兄弟愛、
最後には涙が溢れるかもしれません。
ここから朝礼ネタ
少し前のことですが、白夜行などの小説で知られる、東野圭吾さんのインタビュー記事を見ました。
東野さんのお母さんは、すぐに物を捨てる人らしく、
子供の頃に作ったプラモデルも、片っ端から捨てられたそうです。
その影響からか、
物をできるだけ持たない、持ちたくないという性格になったそうです。
外出するときも、家の鍵と財布さえあればよく、
携帯電話も別に必要ないのだとか。
なぜなら、
たくさんの物に囲まれていると、なくしてもなくしたことに気がつかない。
ところが鍵と財布しか持っていなければ、すぐに気がついて何とかします。
あるとかえって不自由、ない方が自由だということもあるのです。
ということを話していました。
仕事におきましても、
いろいろなマニュアルや注意事項がありますが、その項目が多すぎると、
逆に見落としが出たり、無駄に時間をつかうこともあります。
注意事項を増やしすぎず、無駄のない、シンプルなマニュアルにしていくのも、
大切かなと思いました。
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