リオデジャネイロオリンピック 女子競泳陣の活躍
リオデジャネイロオリンピック 競泳では、萩野公介選手を始め、たくさんの日本人選手が活躍し、メダルも獲得しました。
その中から、何人かの女子選手に注目してみました。
金藤理絵
19歳で北京五輪に出場し、7位入賞。2010年に、椎間板ヘルニアを患い、
練習量を減らしながら競技を続けますが、記録は伸びず、
2012年のロンドン五輪には、選ばれませんでした。
2014年には引退も考えますが、このままでは終われないと腹をくくり、
ハードな練習を重ね、今回のリオデジャネイロオリンピックで、
見事に200m平泳ぎで、金メダルを獲得しました。
27歳での金メダル獲得は、日本女子競泳 最年長記録。
星奈津美
ロンドン五輪、200mバタフライ銅メダリスト。高校一年でバセドー病を患い、投薬治療を続けます。
バセドー病とは、喉仏の下部にある甲状腺の機能が高まり、
過剰に甲状腺ホルモンがつくられる病気。
代謝が活発になって脈拍が速くなり、汗の量が増え、疲れやすくなる病気です。
2014年、薬でコントロールしていた甲状腺ホルモンの数値が悪化します。
投薬量を増やすことは、体の負担も大きく、もう一度メダルを獲るために、
甲状腺を全摘出する手術を受けることを決意します。
そして、リオデジャネイロオリンピックでは、200mバタフライで、
二大会連続の銅メダルを獲得しました。
酒井夏海
アトランタ五輪の青山綾里以来、五輪20年ぶりの中学生代表。女子400mメドレーリレーで、 第1泳者の背泳ぎを任されました。
リレーの結果は10位となり、決勝に進めず、その責任を感じて涙を流し、
第2~4泳者の先輩たちに、励まされている姿が印象的でした。
個人種目も、100m背泳ぎ、200m背泳ぎともに予選落ちでしたが、
まだ15歳の中学三年生。
東京五輪、期待の若手選手の一人です。
池江璃花子
16歳の高校1年生にして、日本史上最多7種目での五輪出場となったスーパー高校生。
4種目の日本記録をもつ。
リオオリンピックでは、100mバタフライで日本新を連発し、
6位に入賞しました。
多種目のエントリーによる過密日程で、
その後の成績は振るいませんでしたが、
こちらも、東京五輪が期待できる若手選手です。
競泳女子 オリンピック 日本人 歴代メダリスト
1936年 ベルリン- 前畑 秀子 女子200m平泳ぎ 金メダル
1960年 ローマ
- 田中 聰子 女子100m背泳ぎ 銅メダル
1972年 ミュンヘン
- 青木 まゆみ 女子100mバタフライ 金メダル
1992年 バルセロナ
- 岩崎 恭子 女子200m平泳ぎ 金メダル
2000年 シドニー
- 中村 真衣 女子100m背泳ぎ 銀メダル
- 田島 寧子 女子400m個人メドレー 銀メダル
- 中尾 美樹 女子200m背泳ぎ 銅メダル
- 中村 真衣・田中 雅美・大西 順子・源 純夏 女子4×100mメドレーリレー 銅メダル
2004年 アテネ
- 柴田 亜衣 女子800m自由形 金メダル
- 中村 礼子 女子200m背泳ぎ 銅メダル
- 中西 悠子 女子200mバタフライ 銅メダル
2008年 北京
- 中村 礼子 女子200m背泳ぎ 銅メダル
2012年 ロンドン
- 鈴木 聡美 女子200m平泳ぎ 銀メダル、女子100m平泳ぎ 銅メダル
- 寺川 綾 女子100m背泳ぎ 銅メダル
- 星 奈津美 女子200mバタフライ 銅メダル
2016年 リオデジャネイロ
- 金藤理絵 女子200m平泳ぎ 金メダル
- 星 奈津美 女子200mバタフライ 銅メダル
ここから朝礼ネタ
リオオリンピック、女子100mバタフライで、日本新記録を連発し、6位入賞した池江璃花子さんの話を聞きました。
池江さんは、小さい頃からお母さんの教育で、
「 なりたい自分になりきる 」 というトレーニングをずっとしていて、
毎日、夜寝る前に、泳いでいる時に、どのタイミングで何回呼吸をするかを
イメージし、試合の時はそれを思い返したり、
優勝したシーンをずっと繰り返しイメージするのだそうです。
また、小学生の頃に、「 オリンピックで優勝した 」 という絵を書いていて、
当時のコーチは、優勝するではなく、したと過去形で書いていることに、
ビックリしたということでした。
今回は金メダルには届きませんでしたが、まだ16歳。
東京オリンピックでは、絵の通り、金メダルを取るかもしれません。
将来こうありたいというイメージを描くことや、
必ずそうするという決意を込めて、過去形で書く言葉など、
見習うべき点が多いなと感じました。
仕事におきましても、こうしたいという仕事像を描いて、
そのイメージに近づけるように、一日一日がんばっていきたいと思います。
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