熊本地震から一年
4月14日は、ちょうど一年前に熊本地震の発生した日です。2016年4月14日21時26分頃、熊本県にマグニチュード6.5の地震が発生し、
震度7を記録します。
その28時間後の4月16日1時25分頃には、
さらに規模の大きなマグニチュード7.3の大地震が発生し、九州地方を中心に、
関東地方や東北地方の一部を含む西日本の広い範囲で有感となりました。
このマグニチュード7.3の地震の後、活発な地震活動の範囲は、
熊本県の阿蘇地方や大分県の別府地方まで広がり、
現在でも活発な活動が続いています。
熊本・大分両県の住宅被害は約20万棟、
災害関連死を含む犠牲者は、225人となっています。
また、熊本県では3月末現在で、4179世帯が応急仮設住宅に、
県が民間賃貸住宅を借り上げる 「 みなし仮設 」 に1万4621世帯が入居し、
避難生活が続いています。
めっきり報道の数が減った熊本地震ですが、復興への道はまだまだこれから。
被災された方々が、一日も早く、元の生活に戻れることを祈るばかりです。
ここから朝礼ネタ
先日4月14日で、熊本地震から一年となりました。あまり知られていませんが、熊本県では、実は127年前にも、
特徴のよく似た 「 明治熊本地震 」 というものが起きていたそうです。
今回の熊本地震では、前震後に自宅へ戻り、
その後起きた本震の揺れで命を落とした人が多かったのですが、
明治熊本地震でも同様のことが起きていて、
もし 「 二度、激しい揺れが起きること 」 が周知されていたら、
被害はもっと少ないものになっていたかもしれないということでした。
こうした、知っていれば役に立つ言い伝えも、言葉のままだと、
なかなか周知されないのだそうです。
多くの人にわかりやすく伝えるためには、
可視化することが一番良いということで、
インターネットを使い、日本地図の各地域をクリックすれば、
その地域の災害にまつわる言い伝えが見れる、
というデジタルマップが作成されたそうです。
( ⇒ 防災に関わる 「 言い伝え 」 MAP )
マップで地元の言い伝えを知り、自分ごととして考え、
いざというときを想像して行動に生かしてほしい、ということでした。
仕事におきましても、作業の注意点やコツなど、
言葉ではうまく伝えにくいこともあります。
写真や絵、グラフなどで可視化して、わかりやすく伝え、
情報を皆で共有できるようにしていきたいと思います。
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