食品ロスを減らすための声かけ
京都市が、宴会の食べ残しを減らすための試みで、「 声かけ 」 を用いた調査を行いました。
調査は、2グループに分け、
宴会開始から30分間と、終了前の10分間に、最初の席で食べるよう
幹事から声掛けする 「 3010運動 」 の実施や、
「 おいしく食べてくれてありがとう 」 と記したお知らせを、
卓上に設置したグループと、
こうした取り組みをしない、別のグループとの食べ残しの量を比較。
1人当たりの平均食べ残し量は、
声掛けに取り組まない場合は31グラムでしたが、
取り組んだ場合は7.1グラムと4分の1になりました。
これらは、飲食店の業態で減少幅が違い、食べ放題の居酒屋では、
声掛けに取り組まない場合の41.9グラムに対し、
声掛けなどを行うと1.5グラムに激減したとのこと。
一方、料金が1人1万円以上の中華レストランでは、
声掛けの結果0グラムでしたが、
取り組まない場合も9.7グラムと少なかったそうです。
京都市の食品ロスは、2015年度に6.5万トン発生しました。
市は2020年度に、ごみ処理施設の受入量をピーク時から半減( 39万トン )以下
とする目標を掲げていて、食品ロス対策が課題となっています。
市ごみ減量推進課は、
「 市民の意識や行動を変えてもらうことが、食品ロス対策のかぎを握っている。
さらに実験を行い、声掛けの普及などに努めたい 」 としています。
食品ロスに関する記事はコチラ ⇒ 朝礼ネタ 食品ロス データか勘か
ここから朝礼ネタ
先日読んだ記事にあったんですが、京都市の調査によると、宴会などで、幹事が 「 残さずに食べよう 」 という
声かけをすると、声かけのない場合に比べて、
食べ残しの量が4分の1に減ったそうです。
また、スーパーでも、形が悪く色落ちした野菜の値引き販売で、
「 もったいないので食べてください 」 という掲示を付けると、
無い場合に比べて、1割ほど廃棄する商品が減ったということでした。
誰もが、料理の食べ残しは良くないとわかっているものの、
あまり気にかけていないのが現状だと思います。
そこで、こういった声かけが一声あるだけで、気にかけるようになり、
それを守ろうとするんだと思います。
仕事におきましても、おのおのが作業の注意事項等、頭に入っているとは
思いますが、声かけされることで、より注意するようになると思います。
自分のことだけでなく、まわりにも目を向けて、
声かけの飛び交う職場になるように、協力してがんばっていきましょう。
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