時短ではなく面倒の解消
「 時短できる洗剤 」 としてヒットしているのが、P&Gの ジェルボール型洗剤。指でつまんで直接洗濯機の中に入れるだけなので、計量が不要な洗剤です。
2014年の発売から、3年間で約1億個以上を売り上げています。
しかし、よく考えてみると、液体洗剤の計量にかかる時間は短く、
それほど時短効果があるわけではありません。
ではなぜヒットしているのか?
調査によると、洗剤を計量すること自体が手間だと感じている人は多く、
また液体洗剤の詰め替えが面倒と話す人も多いのだそうです。
また、洗剤を投入するときや、詰め替えるときにこぼしてしまったら
拭く手間もかかります。
つまり、洗濯をする人には、洗濯のプロセスから 「 計量 」 という行為自体を
なくして効率化し、洗濯をスマートに行いたいというニーズがあり、
それを満たしてくれたのがジェルボール型洗剤だったのです。
ユーザーが家事に求めるのは 「 精神的な時短 」
先のジェルボールの例を見ても、家事における時短ニーズは、単なる時間短縮ではなく効率化やスマートさが重要なことがわかります。
P&Gは、2017年9月上旬に黄ばみや黒ずみを落とす機能を強化した、
「 アリエール ジェルボール3D 」 を発売。
ここ数年で、毎日洗濯せずにある程度たまってから洗う人が増えていることや、
これまで自分で予洗いやつけおき洗いをしていた人に、
効率的に洗濯してもらおうという商品です。
またライオン株式会社は、2017年9月に 「 CHARMY Magica速乾+ 」
を発売。
これは、すすいだ後の食器を素早く乾かす成分を配合した食器洗い用洗剤で
「 食器洗いの時短 」 をうたっています。
ロボット掃除機などの便利な家電の登場により、
昔と比べて 「 時短 」 できているように見える今どきの家事事情ですが、
日常に不可欠な行為に時短を求める人にとって、単に作業時間を短縮すること
だけでなく、手間を軽減できることが重要のようです。
今後も、「 精神的な時短 」 ができる商品が、
ヒットのキーワードになっていくのかもしれません。
ここから朝礼ネタ
先日読んだ記事にあったんですが、ジェルボール型の洗剤が、発売から3年で1億個以上を売り上げる大ヒットだそうです。
ジェルボール型洗剤は、指でつまんで直接洗濯機の中に入れるだけなので、
計量する必要のない洗剤です。
しかしながら、液体洗剤の計量にかかる時間は短く、
ジェルボールにしたからといって、それほど時短効果はありません。
ではなぜヒットしたのかというと、
計量すること自体が手間だと感じている人や、
液体洗剤の詰め替えが面倒だという人がたくさんいて、
洗濯のプロセスから 「 計量 」 という行為自体をなくして効率化し、
洗濯をより簡単に行いたいというニーズを、満たしたからだということでした。
家事における 「 時短 」 とは、単に作業時間を短縮することだけでなく、
手間を軽減することが重要なのだ、ということでした。
仕事におきましても、
効率化というと、時間がどれだけ短縮できるかを考えてしまいますが、
「 どれだけ手間を減らせるか 」 といったことも考えながら、
より良い改善ができるように、がんばっていきたいと思います。
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