朝礼ネタ マニュアルと想定外の出来事

9月1日は防災の日。

1923年9月1日に起きた、「 関東大震災 」 が由来だそうです。

職場でもご家庭でも、「 もしもの災害 」 にしっかり備えて、決まり事や防災アイテムの確認などをしておきましょう。

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9月1日は防災の日ですが、先日たまたま、東日本大震災直後の東京ディズニーリゾートの対応が書かれた記事を見つけました。

東京ディズニーリゾートは、年間180回もの防災訓練を行っているそうなのですが、東日本大震災直後、あるアトラクションのお客さんを乗せたボートが止まってしまいました。

すると担当のスタッフが、水の中に入って手動でボートを押し、避難路へ誘導したのですが、これは実際にマニュアルに載っていたトラブルだったそうです。

また、屋外に退避した来園者には、ホカホカのミッキーマウスまんや、ショップで販売していたお菓子などが無料で提供されましたが、これも 「 緊急時には、使えるものは何でも使う 」 というマニュアルどおりの行動だったそうです。

しかし、1つだけ想定外のことが起こります。

避難場所の広場に、3000人から4000人の人が集まっていたのですが、午後5時ごろから急に雨が降り出したそうです。

東京ディズニーリゾートが地震対策として想定しているのは、冬の午後6時に発生する震度6強の地震で、その時期に雨が降るとは想定していませんでした。

この想定外の事態に対応したのが現場のスタッフたちで、お客さんにダッフィーという人気キャラクターのぬいぐるみを配ってまわったそうです。

このぬいぐるみは、防災訓練などで、緊急時に 「 頭を守るために、この商品を使っても良い 」 とされていて、雨よけや気温の低下から体を暖めたり、また子供達の不安を取り除く目的で、スタッフの独自の判断で配られました。

こういったスタッフの対応に、震災後、当時の来園者から多くの感謝の手紙が届いたそうです。

東京ディズニーリゾートでは、今回の経験から、雨や夏の暑い中での避難対策も考えていくと述べられていました。

仕事におきましても、日々いろいろなトラブルが発生します。

そのトラブルに対しどう対応するのかというマニュアルをもつことや、新たなトラブルの発生やその対応方法など、マニュアルを常に更新していくことも大事かなと感じました。

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