稀勢の里 横綱昇進
平成29年初場所において、14勝1敗で初優勝した大関 稀勢の里が、横綱に昇進することが決まりました。
稀勢の里は、2011年11月に急死した鳴戸親方( 元横綱・隆の里 ) が
起こした先代の鳴戸部屋で、角界一と言われた厳しい稽古を積み重ねます。
先代の 「 稽古はうそをつかない 」 の信念のもと、
まさに血と汗と土にまみれる猛稽古で、
今の稀勢の里の土台がたたき上げられたそうです。
その稽古の賜物が、30歳6ヶ月という、史上4番目の遅咲きの横綱を
生み出しました。
日本人の横綱昇進は、若乃花以来19年ぶり。
口上で、「 横綱の名に恥じぬよう精進いたします 」 と述べた稀勢の里。
横綱として、まだまだがんばって欲しいですね。
稀勢の里のプロフィールと記録
稀勢の里 寛( きせのさと ゆたか )本名・萩原寛
昭和61( 1986 )年7月3日生まれ、30歳。
187cm、175kg
茨城県 牛久市出身
中学卒業後に、鳴戸部屋に入門。
平成14年春場所で初土俵。
生涯通算 764勝460敗( 89場所 )
幕内通算 678勝417敗( 73場所 )
幕内優勝1回、殊勲賞5回、敢闘賞3回、技能賞1回、金星3個。
新入幕から、所要73場所での横綱昇進は、昭和以降最も遅い。
初土俵から89場所は、昭和以降3番目のスロー記録。
大関通過に31場所を要したのも、昭和以降3番目の遅さ。
また、30歳6ヶ月での昇進は、昭和以降7番目の年長。
最高齢は、吉葉山の33歳9ヶ月。
ここから朝礼ネタ
先日、大相撲の大関 稀勢の里関が初優勝して、横綱に昇進することになりました。
相撲界には、「 三年先の稽古 」 という言葉があるそうです。
これは、「 目先の勝負にこだわらず、稽古に励んで、基本を身につけなさい。
そうすれば必ず花開く。」 という教えです。
大関昇進から5年以上経ち、ただ一人大関で優勝経験もなかった
稀勢の里でしたが、昨年は、年間最多勝を獲得するなど、
「 三年先の稽古 」 が実を結んだ結果となりました。
こうした「 三年先の稽古 」 は、仕事にも通ずることだと思います。
私も、自分の二年、三年先の姿をイメージしながら、基本を大切に、
日々の業務に励んでいきたいと思います。
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