「 千円札は拾うな。」
私がいつも言うのが、「本郷猛(ほんごうたけし)を鍛えてはいけない」ということだ。
本郷猛とは、あの仮面ライダーが変身する前の姿である。
本郷猛は、どう必死に鍛えても、仮面ライダーになることはない。
それと同じように、仕事において「スキルを身につける」というのは、いわば本郷猛がバイクの乗り方を覚えたり、空手を習ったりして、以前より強い本郷猛に鍛えているようなものである。
これも確かに「成長」ではあるが、鍛えられた本郷猛では、ショッカーの戦闘員には勝てても「怪人」を倒すことはできない。
怪人を倒すためには、仮面ライダーに変身すること、つまり劇的な変化が必要なのだ。
成長とは「自分を捨てる勇気」と言っていい。
本来、人は誰でも成長することができる。
成長できないとしたら、それは今まで積み上げてきた「自分」を捨てることができないのだ。
成長というのは、目的地に向かって階段を上がっていくようなものだ。
だが、その階段は無数にあり、どれが成長へと続く階段なのか、上がるときにはわからないようになっている。
そのため、一生懸命上っても、途中で「しまった、選択を間違えた」ということが生じてしまう。
成長するためには、別の階段を探して、またゼロから上がらなければならない。
しかし、別の階段をゼロから上がるためには、今まで上がってきた階段を下りなければならない。
時間をかけ、せっかくここまで上がってきた階段を下りなければならないなんて、考えただけでもゾッとするだろう。
当然、そういう事態に直面すると、人は誰でも「今までの努力は何だったんだ」「せっかく上がったんだから下りたくない」と感じる。
だが、ここで下りられるかどうかで、成長できるかできないかが決まる。
成長できる人は、間違った階段を上がらなかった人ではない。
間違えたと気づいた瞬間に、躊躇せずに今いる階段から飛び下りることができる人なのだ。
多くの人は成長するということは、知識や経験や、いろいろなものを身につけていくことだと思っている。
だから、なかなか手放すことができないのだ。
だが本当は、身につけているものを捨てたときに初めて成長するのである。
それをなんとか今までの積み重ねでやろうとするから、成長できなくなってしまうのだ。
スキルアップと成長とは違う。
スキルは身につけていくものだが、成長とは変化することだ。
劇的に成長するというのは、ヤゴがそれまでの自分を捨ててトンボになるように、また本郷猛が仮面ライダーになるように、まったく別のものに変身するということ。
鍛えられた本郷猛になることではない。
成長というのはそういうものだ。
過去の自分を捨てることによって、人は初めて新しい自分を得ることができるのである。
ここから朝礼ネタ
以前読んだ本に、「本郷猛を鍛えてはいけない」という言葉がありました。
本郷猛とは、仮面ライダーが変身する前の主人公のことです。
その本郷猛をどう必死に鍛えても、仮面ライダーになることはありません。
本郷猛がバイクの乗り方を覚えたり、空手を習ったりして、以前より強くなったとしても、それは単なるスキルアップに過ぎず、怪人を倒すことはできません。
スキルアップと成長は違う。
スキルは身につけていくもので、成長とは変化すること。
ヤゴがそれまでの自分を捨ててトンボになるように、本郷猛が仮面ライダーになるように、
まったく別のものに変身するということこそが「成長」であり、過去の自分を捨てることによって初めて、人は新しい自分を得ることができるのだ、ということでした。
仕事におきましても、今までの延長線上で考えてもうまくいかない時には、今までのやり方、考え方、心構えを変える必要があります。
昨日までの延長を捨てて、新しいものに変えることは勇気がいることですが、それが成長につながると思って、勇気をもってチャレンジしていきたいと思います。
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