朝礼ネタ　ノーベル文学賞に ボブ・ディラン

歌手として 初のノーベル文学賞受賞

2016年のノーベル文学賞に、
アメリカの歌手、ボブ・ディランさんが選ばれました。

近年は、作家 村上春樹さんらとともに、
ノーベル文学賞候補の常連になっていました。

115年にわたる同賞の歴史で、歌手の受賞は初めてとなります。

作家ではないボブ・ディランさんの受賞に、賛否の声があるようですが、
スウェーデン・アカデミーは、授賞理由を
「 米国音楽の偉大な伝統の中に、新たな詩的表現を創造した 」 と述べ、

デビュー時から評価を受けてきた、メッセージ性の強い歌詞が、
名実ともに文学として認められた結果となりました。

ボブ・ディランの経歴

1941年 5月24日生まれ ( 75歳 )

出生名はロバート・アレン・ツィンマーマンでしたが、後に、
自ら法律上の本名もボブ・ディランに改名しました。

「 ボブ 」 は、愛称のボビーから、
「 ディラン 」 は、詩人のディラン・トーマスから取ったと言われています。

1962年 レコードデビュー。

歌といえば、恋愛ものなどしかなかった時代に、「 プロテストソング 」 と
呼ばれる、反戦や社会への反抗を歌い、人気を集めます。

アメリカの公民権運動の時代に、多くの人々の間で歌われた
「 風に吹かれて 」などは、学生運動が盛んな当時の日本にも届き、
若者の思いを代弁する歌として、大きな支持を集めました。

現代社会の人間の心情を、巧みな言葉でつづるボブ・ディランさんの音楽は、
吉田拓郎さんや井上陽水さんなど、
日本のミュージシャンにも大きな影響を与えています。

また、ボブ・ディランさんは75歳の現在でも、
「 ネヴァー・エンディング・ツアー 」 と呼ばれる、
年間100公演ほどのライブ活動を精力的に行っています。


受賞歴としては、

グラミー賞を11度受賞、2000年にはアカデミー賞を受賞し、
ロックの殿堂入りも果たしています。
また長年の活動により、2012年に大統領自由勲章を受章しています。

2008年には、「 卓越した詩の力による作詞がポピュラー・ミュージックと、
アメリカ文化に大きな影響与えた 」 として、

すぐれた音楽や文学、報道などに贈られるピューリッツァー賞の特別賞を
受賞しました。

そして2016年、歌手としては初めての、
ノーベル文学賞を受賞することになりました。

代表曲は、 「 風に吹かれて 」 や 「 ライク・ア・ローリング・ストーン 」
「 戦争の親玉 」 「 時代は変る 」 など。

ここから朝礼ネタ

先日、ノーベル文学賞の発表があり、
ミュージシャンで作詞家のボブ・ディランさんが選ばれました。

作家ではないボブ・ディランさんの受賞に、賛否両論があるようですが、

反戦や社会へのメッセージを込めた歌詞など、ボブ・ディランさんの
「 詩人 」 としてのすぐれた資質、業績が評価されたようです。

75歳の現在でも現役で、世界をライブツアーでまわっている
ボブ・ディランさんの言葉に、

「 目的に到達したとは思っちゃいけない。
いつもどこかに向かう過程だと思うことだ。 」 というものがあります。

仕事におきましても、一つ一つの目標を通過点に、もっと高みを目指して、
がんばっていきたいと思います。