尿一滴でがん検査
日立製作所は、体長が約1ミリの線虫に、人の尿のにおいを嗅がせ、その反応からがんを発見する自動検査システムを開発したと発表しました。
九州大発のベンチャー企業 「 HIROTSUバイオサイエンス 」 と
共同研究を行い、2019年をめどに装置の量産態勢を整え、
医療現場への提供を目指すとのことです。
線虫は犬以上の嗅覚があり、がん患者の尿に特有な物質のにおいが、
餌に似ているため、誘引されると考えられています。
検査方法は、容器に尿一滴を垂らし、約30分で線虫50~100匹の過半数が
尿に寄っていけば、がんと判定されます。
日立製作所は、尿に寄って行く線虫を数える方法ではなく、
多数が集まると明るく見えることを利用した、
自動解析装置の開発を進めているとのこと。
がん判定の精度は90%以上で、早期発見の難しい膵臓がん( すいぞう )にも
反応するとのことです。
線虫は大腸菌などを餌とし、飼育が容易なため、
検査費用も一人あたり数千円程度に抑えることができます。
また、これからは、がんの種類が特定できるように、
さらに研究を進めていくとのことです。
ここから朝礼ネタ
先日のニュースで、「 線虫を使って、がんを発見することができる 」というものがありました。
線虫とは、体長わずか1mm程度の細長い糸状の害虫です。
動物や植物に寄生し、栄養を吸い取るので、農家をされている方からは、
とても嫌がられている虫だそうです。
ところがこの線虫にもいいところがあって、
犬並みに嗅覚が鋭く、えさの匂いに近いがん患者の尿に近づく一方、
健常者の尿からは逃げる、という性質があることがわかっているそうです。
その性質を利用した検査システムを、日立製作所が開発し、
2019年をメドに量産を目指すとのことです。
尿の量はたった一滴でよく、費用も従来のがん検診なら10万円程度かかる
ものが、わずか数千円で可能だということでした。
精度の高い検査が、費用も安く、手間や時間もかからずに行えるということで、
夢のような発見だなぁと思いました。
仕事におきましては、品質も良く、価格も安く、納期も早いというのが、
お客様にとっての夢のような商品だと思います。
それに少しでも近づけるように、
自分のできることを精一杯がんばりたいと思います。
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