朝礼ネタ イグノーベル賞 鏡の視覚的効果

2016/10/03

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スウェーデン風ミートボール

イグノーベル賞

イグノーベル賞とは、1991年に創設された
「 人々を笑わせ、そして考えさせてくれる研究 」 に対して与えられる賞で、
ノーベル賞のパロディーです。

イグノーベル賞を企画運営するのは、
サイエンス・ユーモア雑誌 『 風変わりな研究の年報 』 と、
その編集者であるマーク・エイブラハムズ。

授賞式は毎年10月、ハーバード大学のサンダーズ・シアターで行われる。

ノーベル賞では、式の初めにスウェーデン王室に敬意を払うのに対して、
イグノーベル賞では、スウェーデン風ミートボール
( スウェーデンの郷土料理 ) に敬意を払う。

また、受賞者の旅費と滞在費は自己負担で、
受賞式の講演では、聴衆から笑いをとることが要求される。

日本人の受賞者

日本人イグノーベル賞受賞者は、たくさんいます。
なお、2007年から2016年まで、10年連続で受賞者を出しています。

2007年以降の受賞者と賞は以下の通り。
2007年 化学賞
ウシの排泄物からバニラの香り成分「バニリン」を抽出した研究

山本麻由( 国立国際医療センター研究所研究員 )
2008年 認知科学賞
単細胞生物の真正粘菌に、パズルを解く能力があったことを発見

中垣俊之( 北海道大学 / 理化学研究所 )
小林亮( 広島大学 )
石黒章夫( 東北大学 )
手老篤史( 北海道大学 / Presto JST )
山田裕康( 名古屋大学 / 理化学研究所 )
2009年 生物学賞
ジャイアントパンダの排泄物から採取したバクテリアを用いると、
台所の生ゴミは、質量で90パーセント以上削減できる

田口文章( 北里大学名誉教授 )ら
2010年 交通計画賞
鉄道網など都市のインフラストラクチャー整備を行う際、真正粘菌を用いて、
輸送効率に優れた最適なネットワークを設計する研究

中垣俊之( 公立はこだて未来大学 )
小林亮( 広島大学 )
手老篤史( 科学技術振興機構さきがけプロジェクト )
高木聖治( 北海道大学 )
三枝哲( 北海道大学 )
伊藤拳太郎( 北海道大学 )
弓木賢二( 広島大学 )ら

※ 中垣俊之、小林亮、手老篤史の3氏は、2008年の認知科学賞に続いて
 2度目の受賞。
 2010年受賞のこの研究は、2008年の研究を継続・延長させたもの。


2011年 化学賞
火災など、緊急時に眠っている人を起こすのに適切な空気中のわさびの
濃度発見と、これを利用したわさび警報装置の開発

今井真( 滋賀医科大学講師 )
漆畑直樹、種村秀輝( シームス )
田島幸信( 香りマーケティング協会理事長 )
後藤秀晃、溝口浩一郎( エア・ウォーター防災 )
村上純一( 琵琶湖病院 )
2012年 音響賞
自身の話した言葉を、ほんの少し遅れて聞かせることで、
その人の発話を妨害する装置 「 スピーチジャマー 」 を発明

栗原一貴( 産業技術総合研究所 )
塚田浩二( お茶の水女子大学 )
2013年 化学賞
たまねぎに多く含まれているアミノ酸を反応させると、
涙を誘う 「 催涙物質 」 が作られ、
目を刺激し、涙が自然と出てくる仕組みになっている研究

今井真介
柘植信昭
朝武宗明
永留佳明
澤田博( 以上、ハウス食品 )
長田敏行 東京大学名誉教授( 法政大学教授 )
熊谷英彦 京都大学名誉教授( 石川県立大学長 )
医学賞
心臓移植をしたマウスに、オペラの 「 椿姫 」 を聴かせたところ、
モーツァルトなどの音楽を聴かせたマウスよりも、拒絶反応が抑えられ、
生存期間が延びたという研究

内山雅照( 順天堂大学・帝京大学 )
平井敏仁( 東京女子医科大学 )
天野篤( 順天堂大学 )
場集田寿( 順天堂大学 )
新見正則( 帝京大学 )
2014年 物理学賞
床に置かれたバナナの皮を、人間が踏んだときの摩擦の大きさを計測した研究

馬渕清資( 北里大学教授 )
田中健誠( 北里大学 )
内島大地( 北里大学 )
酒井里奈( 北里大学 )
2015年 医学賞
キスでアレルギー患者のアレルギー反応が減弱することを示した研究

木俣肇( 開業医 )
2016年 知覚賞
前かがみになって股の間から後ろ方向にものを見ると、
実際より小さく見える 「 股のぞき効果 」 を実験で示した研究

東山篤規( 立命館大学教授 )
足立浩平( 大阪大学教授 )

ここから朝礼ネタ

変わった研究で、人々を笑わせ、そして考えさせる業績を称える賞で、
イグ・ノーベル賞というものがあるのですが、

先日、このイグ・ノーベル賞が発表され、

医学部門で、
「 体の右側がかゆいとき、自分を鏡に映して左側をかくと、かゆみが和らぐ 」
という研究が受賞していました。

これは、体の右側と左側が入れ替わったように見える、
鏡の視覚的な効果により、脳が錯覚を起こすのが原因だということでした。

視覚からは、多くの情報が得られます。

しかし、止まって見えるものが実際には動いていたり、
下り坂と思ったら上り坂だったりと、先ほどの研究と同様に、
脳が錯覚を起こすことはたくさんあります。

仕事におきましても、

機械の音に耳を済ませたり、実際に商品を指で触れてみたりと、
視覚に頼りすぎず、五感を使って確認するように、していきたいと思います。

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