車のカタログに書いてある 専門用語
型式
特定の構造や外形などによって分類される型。ホイールベース
前輪軸と後輪軸との距離。ホイールベースが長くなるほど、内輪差が大きくなります。
内輪差とは、交差点などで曲がる際、
前のタイヤよりも、後ろのタイヤの方が内側を通ること。
なので、ホイールベースが長いほど、左折時に、
後輪が縁石などに乗り上げないように、気をつける必要があります。
また、ホイールベースが長いほど、車内のスペースも広くなります。
最小回転半径
ハンドルをいっぱいに回した状態で旋回するとき、外側のタイヤが通る軌跡の半径。
値が小さいほど、小回りがきく。
最高出力
馬力のこと。馬力があるほどパワーがあり、重い重量を動かすスピードが上がります。
最大トルク
タイヤを回転させる力のこと。トルクが大きくなるほど、発進時の加速力が上がります。
総排気量
エンジンの大きさを表す数値です。排気量が大きいほど、一度に吸い込む空気量が多くなるので、
馬力を出しやすくなります。
駆動方式
エンジンがどこに配置し、どのタイヤを動かしているか。FF
前輪駆動フロントエンジン・フロントドライブのこと。車の前部にエンジンを置き、前輪を駆動させる方式です。
FR
後輪駆動フロントエンジン・リヤドライブのこと。車の前部にエンジンを置き、動力を後方に導いて後輪を駆動する方式です。
最新の安全装置 ( アクティブセーフティ )
事故が起こった際の被害を、最小に抑える安全性能を「 パッシブセーフティ 」 といい、
その逆に、事故を未然に防ぐ安全性能を 「 アクティブセーフティ 」
といいます。
パッシブセーフティには、標準化されている、
三点式シートベルト、SRSエアバッグ、衝突安全ボディなどがあります。
ここからは、標準化されているものから最新のものまで、
いくつかのアクティブセーフティを紹介します。
ABS(アンチロック・ブレーキ・システム)
急ブレーキの際、タイヤがロックされずに、ハンドル操作で、障害物への衝突を回避できる可能性を高めるもの。
横滑り防止装置(スタビリティ・コントロール・システム)
コーナーリング時に車が横滑りすると、センサーが感知し、エンジンの出力やブレーキ力を制御し、外への膨らみを制御する。
ブレーキアシスト
緊急時の急ブレーキの際、ブレーキを踏む力が不十分な時に、ドライバーに代わり、ブレーキ力を強めてくれるもの。
ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)
正式名称は「 定速走行・車間距離制御装置 」 。高速道路や自動車専用道路で使用することを前提に開発されたもので、
車間距離を一定に保ちつつ、定速走行を車が自動で行ってくれる装置。
アクセル操作だけでなく、ブレーキ操作も車が自動で行ってくれる。
レーンキーピングアシスト
道路に書かれた車線を示す白線を、カメラなどで判断し、それを踏み越えそうになると、警告音やステアリングへの振動などで、
ドライバーに知らせるもの。
「 車線逸脱防止機構 」 として、クルマを車線内に戻す形で、
ステアリングを働かせるものもある。
AFS( アダプティブ・フロントライティング・システム)
ハンドルを操作したとき、ハンドルをきる方向に向けて、ヘッドライトが照らす向きを変えるシステム。
夜間走行時の、道路状況や歩行者の視認性が高まる。
山道などの曲がりくねった道を走行する際に便利。
ここから朝礼ネタ
先日見たニュースで、国土交通省が、自動車を作る際の保安基準に、自転車に乗っている人に対する保護性能を加える方針を固めた、
というものがありました。
自転車が車にはねられた際に、どの程度の衝撃が加わり、
乗っている人は、車のどこにぶつかりやすいのかなど、
事故のメカニズムを分析した上で、
どのような保護性能が必要かを見極め、
2021年度に、保安基準に加える方針だということです。
交通事故による死者は、毎年4000人ほどいて、そのうち、
自転車に乗っていた人の死者数は、全体の14%に当たるそうです。
運転者がルールを守って走ることや、
安全のために自転車用レーンを設けるなど、事故を防ぐことも大切ですが、
実際に、事故が起きてしまったときに、どうやって自転車運転者を守るのかを
考えることも大切だと思います。
仕事におきましても、事故が起きないように考えるだけでなく、
被害が最小限になるような安全策を、講じていくのも大切かなと思いました。
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