鍵番号に ご注意を
愛媛県松山市で、20歳の女子大学生の住むマンションの部屋に、合鍵で侵入したとして、住居侵入容疑で男が逮捕される事件がありました。
男は、この大学生の住むマンションの管理会社社員を装って、大学生宅を訪問。
鍵を提示させて鍵番号をメモし、インターネットで合鍵を注文、
入手していました。
鍵業者によると、種類によっては、
鍵番号と製造業者が分かれば合鍵を作る事が可能だそうで、
鍵の取り扱いには注意が必要です、ということでした。
対策としては、鍵番号を簡単に見られないように、キーカバーをつけたり、
スペアキーを使う ( 鍵番号の表示がない。また、鍵の種類によっては、
スペアキーからは複製できないものもある。 ) のがよいでしょう。
合鍵を作れる場所
「 鍵番号と製造業者が分かれば合鍵が作れる 」 と言いましたが、鍵の種類によっては、身分証明書などが必要な場合もあります。
また、セキュリティ度の高い鍵であればあるほど、
合鍵を作る際には、時間とお金がかかります。
合鍵を作れる場所は、インターネットをはじめ、
ホームセンターやショッピングセンターの鍵屋さん、
ミスターミニットなどの靴修理店でも可能です。
合鍵の種類、作成時間と料金
ディスクシリンダー錠、ピンシリンダー錠
戸建てやマンションに多く使われている。昔ながらのタイプで、防犯性は低い。
どこのお店でも作ることができ、作成時間は3~5分、料金は300~600円程度。
ロータリーシリンダー錠
ディスクシリンダー錠の後継として開発された、防犯性の高い鍵。見た面はディスクシリンダー錠と良く似ています。
純正キーからの作製でも、数ミリの誤差で回らないのが特徴で、
そのためスペアキーからでは受注していないお店もあります。
お店で受付できれば、作成時間は3~5分、料金は、400~800円程度。
ディンプルキー
ピンシリンダー錠が、より複雑化したタイプの鍵で、防犯性も高いです。複製は、専用の機械がないと受け付けてもらえません。
メーカー登録制で、合鍵を作れない鍵もあり、
その場合は、メーカーから取り寄せになるため、10日~2週間前後かかります。
店頭で作る場合は、15~60分ほどの作成時間で、料金は、2000~4000円程度。
なお、合鍵の合鍵を作ることは、ほぼ不可能です。
カードキー
お店では作れず、メーカーから取り寄せになります。賃貸物件の場合は、管理会社などに頼んだ方がよいでしょう。
ここから朝礼ネタ
少し前のニュースで、女子大生の部屋に、鍵番号から合鍵を作って侵入した男が逮捕される、というものがありました。
鍵の複製は、種類にもよりますが、製造会社と鍵番号さえ分かれば、
簡単にできるということで、ビックリしました。
普段から、そこらへんに何気なく置いている鍵ですが、
取り扱いには、十分注意しないといけないなと思いました。
仕事におきましても、普段何気なく置きっぱなしにしている書類などにも、
社外秘の情報が書いてあったりもしますし、
廃棄するときも、単に丸めただけで捨ててしまっている時もあります。
どこで誰が見るかわからないという自覚をもって、
書類や情報の管理をしていきたいと思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿