朝礼ネタ シャンプーとリンスの 区別

2016/09/15

朝礼ネタ 雑学

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シャンプーとリンスの 区別

リンス・コンディショナー・トリートメントの違い

シャンプーは、頭髪や頭皮を洗浄するための洗剤です。

よくわからないのが、そのあとに行うリンス類です。
どういった違いがあるのか調べてみました。

最初に、シャンプーのあとにリンスをする理由ですが、
シャンプーでアルカリ性になった髪を、髪本来の弱酸性に戻すためだそうです。

次に、それぞれの違いですが、
リンスとコンディショナーは、名称が違うだけで、ほぼ同じ。

リンスとコンディショナーは、
どちらも主に髪の表面をなめらかにするものです。

髪のすべりをよくすることで、キューティクルの傷みを防ぎ、
パサつきにくくします。

対してトリートメントは、
髪の内部に成分を浸透させて、髪の状態を整えるものです。

髪の傷みをケアしたり、髪の質感をコントロールしたりするものなどが
あります。

リンス・コンディショナーの機能を併せ持つタイプがほとんどなので、
シャンプーの後は、トリートメントだけでも充分な仕上がりが得られます。

リンス・コンディショナー ⇒ 髪の表面にだけ作用する
トリートメント ⇒ 髪の内側にまで浸透する


ここから朝礼ネタ

先日、友人と三人でいる時に、シャンプーの話になりました。

シャンプーをする時に、目を閉じるかというもので、私は閉じるのですが、
友人は、一人が閉じて、一人が開けているということでした。

目を閉じている友人が、たまにシャンプーとリンスを間違える、と言うと、
開けている友人が、目閉じてても、シャンプーのボトルに
ギザギザ入ってるからわかるでしょ?と言ったのでした。

私も、目を閉じている友人も、全然知らなかったのですが、
シャンプーとリンスを区別するために、ほぼすべてのシャンプーに、
触ってわかるギザギザが入っているそうです。

もともとは、花王が、盲学校に通う人の意見を取り入れて、
ギザギザ入りの容器に改善し、それが業界全体に広まり、
今ではJIS規格として標準化されているそうです。

しかしながら、シャンプーに区別のためのギザギザが入っていることを
知っている人は、わずか三割程度だそうです。

花王さんとしては、それくらいもう認知されているだろうと
思っているのかもしれませんし、
見ればわかるだろうと思っているのかもしれません。

でも、せっかく、わかりやすい工夫をしてくれていても、
それが使う相手に伝わっていなければ、まったく意味がないと思います。

仕事におきましても、見ればわかるとか、言わなくてもわかるだろうではなく、
しっかりと情報を伝えきるように、心掛けていきたいと思います。

シャンプーのきざみができるまで

1989年
花王の消費者相談窓口に、
  • シャンプーとリンスの容器が同じで紛らわしいので、形を変えて欲しい。
  • 洗髪時、目をつぶっていても区別がつくといい。
  • 目が不自由なので、容器に工夫をしてほしい。
などの声が寄せられます。
1990年
花王が、誤使用の実態調査を行うと、約6割の人が洗髪の時、
シャンプーとリンスを間違えたことがあることがわかった。
1991年
窓口に届いた声の中に、目の不自由な方が数名いたことから、
盲学校への訪問調査を行ない、意見を取り入れます。
1991年10月
ギザギザのついたシャンプーが、市場に初めて登場しました。

それから花王は、シャンプー容器にきざみを入れるということが、
業界で統一していないと、消費者が混乱してしまうと考え、
日本化粧品工業連合会を通じて、業界各社にはたらきかけました。

その結果、現在では、ほとんどのシャンプーに、
「 きざみ 」 がつくようになっています。

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