今回の朝礼ネタは、大手ドラッグストアチェーンのマツモトキヨシを題材に。
マツモトキヨシは1932年に 「 松本薬舗 」 として創業。
1951年に 「 薬局マツモトキヨシ 」 に改称します。
店名を変えることにした理由は、店の名前を自分の名前にしてしまえば、どちらの名前もみんなに覚えてもらえるからでした。
また、戦後のこの時期、子供でも読めてわかりやすくハイカラである、という理由からカタカナ表記にしました。
さらに、『「 松本薬局 」 や 「 清薬局 」 は全国にいくらでもあるかもしれない、「 マツモトキヨシ薬局 」 なら少ないだろうがあるかもしれない、だったら「 薬局マツモトキヨシ 」 にしてしまえばこれはもう日本に一つに相違ない 』、こうして 「 薬局マツモトキヨシ 」 の店名が生まれたそうです。
ここから朝礼ネタ
先日、ドラッグストア 「 マツモトキヨシ 」 の創業者である松本清さんの話を聞きました。
千葉県松戸市に一店舗目を構えた松本さんは、とにかくお客さんに長居してもらうことで、いつもお客さんがたくさんいる繁盛店に見せかけたそうです。
この作戦が項を奏し売り上げを伸ばすと次は、買物をしたお客さんから薬の空き箱を譲ってもらい、ガラスケースにずらりと景気よく陳列することで、品揃え豊富に見せる工夫をしました。
これも成功すると次は、客寄せとして店舗で猿を飼い始めます。
すると、動物園でしか見られない猿が薬局で見られると話題になり、子供たちが店に集まってくるようになりました。
しかし、子ども達が薬局で何かを買うわけがないので、売上には影響しません。
そこで彼は近くの小学校に出向き、子供たちが猿のいたずらでケガをしたら大変なので、必ず親同伴で店に来るように学校側にお願いをしてもらいます。
結果、店は親子で賑わい、売上は飛躍的に伸びていったそうです。
「 薬局が猿を飼う 」 というのは、普通では考えつかないことだと思います。
私も、日々の業務の中で、そういった固定観念にとらわれない発想や、創意工夫の精神をもって、がんばっていきたいと思います。
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